2011年11月18日金曜日

廃棄予定の食材で5000人にタダ飯をごちそうする会!

規格外のため、過剰生産のために捨てられる運命の食材を使って
5000人にタダ飯をごちそうするという会に行ってきました。
http://feeding5k.org/

会場は目抜き通りのトラファルガー広場。
「Fill Bellies, Not Bin」ゴミ箱(Bin)よりお腹(Bellies)を満たそうとの垂れ幕。


ちょっと凸凹しているから、
サイズが規格より大きいから/小さいからと
今日のフードシステムに乗れなくて捨てられる野菜たち。


山のように積まれたニンジンやジャガイモも廃棄予定だったそうです。


会場では生ゴミを食べる豚さんも待機!



メディアもけっこう来ていたし、
子どもたちも参加して、食べものをムダにしないという約束と食品ロスの削減を求める署名を集めてました。

会場には人気シェフが壇上で料理をしながらアピール。
イギリス人は料理をしない!と本人たちも言っていることもあり、
「レシピ通り完璧に料理しなくてもいいんだから。
 スパイスが足りなくても、適当にアレンジすればいい。
 料理ができればいろんな食材を使いこなせるようになるからお金も節約できるし、
 15-20分あればインドカレーだってちゃちゃっとできるんだから、
などなど、アピールしてました。


なぜ、これほどの食べられる食材が捨てられるかとの問いに、
「スーパーは消費者が嫌がるからと言うけれど、
 そう仕向けたのはスーパーだし、
 畑から収穫した野菜は形がそろってなくてもムダにしないはずなのに、
 店の棚に並んでいたら、なんとなく形の良いものを選んでしまう気持ちも生じる。
 凸凹だと皮をむくのに、ほんの一瞬時間がかかるからとか。
 でもそんなの母なる自然に対して申し訳ないよ、
などなど話していました。

他にも、ゆがんだ野菜は箱に収まらないからとか、
袋詰めしたとき同じ大きさじゃないと売れ残るからとか、
大規模に流通させるがために「問題」となる。

だからといってせっかく育てた食材を大量に廃棄することは、
エネルギーもムダ、
資源もムダ、
労力もムダだし、
それよりなにより、
植物にしても、動物にしても、その生命をムダに捨てることになる。

粋な楽しいイベントだけど、
いつもはこれだけ(もっと沢山)の食べものが廃棄されているんだと、
昨日紹介した食品廃棄ドキュメンタリーの映像も思い出しながら、
おいしい野菜カレーをご馳走になりました。

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